サンワサプライ PDA-FIP15PLFPの魅力を徹底解説


目次

比較概要

PDA-FIP15FP、PDA-FIP15PRFP、そして今回取り上げるPDA-FIP15PLFPは、いずれもサンワサプライが展開する「iPhone 15シリーズ用 液晶保護指紋防止光沢フィルム」シリーズの代表的なモデルです。それぞれ対応する本体サイズが異なり、PDA-FIP15FPはiPhone 15(6.1インチ)、PDA-FIP15PRFPはiPhone 15 Pro(6.1インチ)、PDA-FIP15PLFPはiPhone 15 Plus(6.7インチ)に対応しています。シリーズとしての基本的な仕様は共通で、指紋防止加工付きの光沢タイプ、透過率約93.5%、紫外線カット約99.9%、表面硬度2〜3Hと、数字だけ見てもバランスの良いスタンダードな仕様になっています。

実際に触ってみると、「あ、ちゃんと純正ケースとも干渉しないように端が少しだけ小さく作ってあるな」といった細かい工夫も感じられます。接着面にはシリコン素材が使われていて、位置を軽く修正しながら貼り直しても、ベタベタした糊残りが出にくいのもポイントです。シリーズ全体としては、・指紋防止で汚れにくい・光沢で画面がくっきり・厚さ0.2mmの極薄でタッチ感度を損ねないという3点が共通の特徴といえます。

そのうえで、どのモデルを選ぶかは「どのiPhone 15シリーズを使っているか」でほぼ決まります。iPhone 15ならPDA-FIP15FP、iPhone 15 ProならPDA-FIP15PRFP、そしてiPhone 15 Plusユーザーに向けたのがPDA-FIP15PLFPです。この記事では、特にiPhone 15 Plus用のPDA-FIP15PLFPにフォーカスしつつ、シリーズ3モデルの違いや使い勝手を比較しながら解説していきます。「貼るのが苦手なんだよな…」「指紋だらけになるのは嫌だけど、画面の綺麗さは維持したい」という方の判断材料になるはずです。

比較表

機種名 サンワサプライ PDA-FIP15PLFP サンワサプライ PDA-FIP15FP サンワサプライ PDA-FIP15PRFP
画像
対応機種 Apple iPhone 15 Plus(6.7インチ) Apple iPhone 15(6.1インチ) Apple iPhone 15 Pro(6.1インチ)
フィルムサイズ 6.7インチ用 6.1インチ用 6.1インチ用
フィルムタイプ 指紋防止光沢フィルム 指紋防止光沢フィルム 指紋防止光沢フィルム
表面仕上げ 光沢(クリア) 光沢(クリア) 光沢(クリア)
厚み 約0.2mm 約0.2mm 約0.2mm
表面硬度(H) 2〜3H 2〜3H 2〜3H
透過率 約93.5% 約93.5% 約93.5%
反射率 約4.52% 約4.52% 約4.52%
紫外線カット率 約99.9% 約99.9% 約99.9%
タッチパネル対応 対応(高い追従性) 対応(高い追従性) 対応(高い追従性)
指紋防止 指紋防止加工あり 指紋防止加工あり 指紋防止加工あり
ペン入力対応 対応(スタイラス入力可) 対応(スタイラス入力可) 対応(スタイラス入力可)
貼り付け方式 自己吸着シリコン層(両面テープ不要) 自己吸着シリコン層(両面テープ不要) 自己吸着シリコン層(両面テープ不要)
材質 接着面:シリコン膜/外側:PET 接着面:シリコン膜/外側:PET 接着面:シリコン膜/外側:PET
セット内容 フィルム本体×1枚 フィルム本体×1枚 フィルム本体×1枚
貼りやすさ 自己吸着で位置合わせしやすい 自己吸着で位置合わせしやすい 自己吸着で位置合わせしやすい
画面の見え方 発色を活かしたクリア表示 発色を活かしたクリア表示 発色を活かしたクリア表示


比較詳細:PDA-FIP15PLFPを中心にチェック

iPhone 15 Plusユーザー向けのPDA-FIP15PLFP

PDA-FIP15PLFPは、iPhone 15 Plus専用にサイズ調整された液晶保護フィルムです。6.7インチの大画面をしっかり覆いつつ、ケースとの干渉を避けるために、ごくわずかに小さめにカットされているので、縁までびっちりではなく「少しゆとりのあるフィット感」になっています。実際に貼ってみると、端のカーブ部分に沿って浮きにくく、日常使いで気になる“端の浮き”が出にくい印象でした。

指でなぞったときの感触は、いわゆるさらさら系ではなく、ツルッとしたグロスタイプです。とはいえ指紋防止加工が入っているので、ベタッとした皮脂汚れが残り続ける感じではなく、「少し指紋は付くけど、さっと拭けばすぐ取れる」というバランス寄りです。個人的には、ゲームや動画視聴が多い人にはこの光沢タイプの方が合っていると感じました。発色がくっきりして、OLEDパネルのコントラストの高さもそのまま活かせます。

貼り付けについても、自己吸着タイプなのでテープなどは不要です。位置決めが多少ずれても、軽く持ち上げて貼り直せるので、「1発で決めないと終わり…」というプレッシャーはほとんどありません。実際にやってみると、埃さえしっかり飛ばしておけば、10分もかからず作業完了といった感覚でした。「フィルム貼りが苦手で、いつも気泡だらけになる…」という人でも、かなりハードルは低めだと思います。

PDA-FIP15FP・PDA-FIP15PRFPとの違い

シリーズ3モデルの仕様を細かく見比べると、厚み・透過率・紫外線カット率・表面硬度など、フィルムそのもののスペックはほぼ共通です。大きな違いは「対応する本体サイズ」と「画面のカバー範囲」にあります。iPhone 15と15 Proはどちらも6.1インチですが、カメラや筐体デザインが異なるため、フィルムの形状も微妙に変わっています。そのため、機種をまたいで流用することは前提にされていません

使い勝手の面では、3モデルとも光沢タイプなので、見え方そのものに大きな差はありません。ただ、実際に持ってみると、15 Plusは画面サイズが大きい分、指の移動量も増えます。その意味で、PDA-FIP15PLFPの「指の滑り過ぎないが、引っかかりもしない」というバランスは、スクロールやフリック操作が多い人でもストレスが少ないと感じました。正直なところ、「フィルムの差」というよりは「本体サイズの違いをどうカバーするか」という視点で選ぶシリーズです。

日常使用で感じたメリット・デメリット

数日ほど使ってみて感じたメリットは、まず「画面の綺麗さがあまり落ちない」ことです。光沢タイプのフィルムは、安価なものだと白っぽく見えたり、虹色のムラが出たりすることがありますが、このシリーズはそういった違和感が少なく、ホーム画面や写真の色味も自然に見えました。屋内での使用が中心なら、ほとんどの人が満足できるレベルだと思います。

一方で、どうしても避けられないのが、蛍光灯や窓の映り込みです。反射率は抑えられているとはいえ、マットタイプほどの反射防止効果はありません。カフェの窓際など、光源が背後にある環境だと、「ちょっと映り込みが気になるな」と感じる場面はあります。ただ、その代わりに文字のエッジは非常にシャープで、小さめの文字を多用するアプリをよく使う人には向いていると感じました。

フィルムの耐久性については、表面硬度が2〜3Hクラスなので、「鍵と一緒にポケットに入れても絶対に傷が付かない」というほどではありませんが、日常使用での細かな擦り傷レベルなら十分防いでくれます。半年〜1年に一度貼り替える前提で考えると、価格と性能のバランスも悪くないポジションです。

まとめ:PDA-FIP15PLFPは「素直な光沢タイプ」を求める人向け

PDA-FIP15PLFPを中心に、PDA-FIP15FP・PDA-FIP15PRFPとの比較をしてきました。シリーズ全体を一言でまとめると、「iPhone 15シリーズの表示品質を損なわず、指紋汚れと紫外線からしっかり守る、素直な光沢フィルム」という立ち位置です。特殊コーティングや紙のような描き心地といった尖った要素はありませんが、そのぶんクセが少なく、多くのユーザーにとって扱いやすい仕上がりになっています。

特にPDA-FIP15PLFPは、6.7インチの大画面を搭載するiPhone 15 Plusユーザーにとって、「とりあえずこれを貼っておけば安心」と言える定番候補です。貼り付けのしやすさ、発色の良さ、指紋防止のバランスが良く、日々のスクロール操作や動画視聴が多い人には相性の良い選択肢になります。逆に、どうしても映り込みが気になる人や、さらさらした指ざわりを重視する人は、アンチグレア系の別シリーズと比較検討しても良いでしょう。

「フィルム選びであまり悩みたくない」「純正の表示品質をキープしながら、最低限の保護性能は押さえたい」というのであれば、iPhone 15シリーズの機種に合わせて、PDA-FIP15FP・PDA-FIP15PRFP・PDA-FIP15PLFPの中から素直に対応モデルを選ぶのがもっとも手堅い選び方です。特にiPhone 15 Plusを使っているなら、PDA-FIP15PLFPは最初の1枚としてかなりおすすめしやすいバランス型の保護フィルムと言えます。

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